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大阪市立大学大学院・創造都市研究科 プロジェクト
創造都市研究科重点研究『創造都市を創造する』(2003年度)

2003年度

【研究プログラムの目的・特色】

 「創造都市」とは、都市が本来もつ新たな産業・文化・ライフスタイル・社会システムを創造する機能を回復した都市をいう。本研究は、メガ・ビジネス都市=大阪都市圏を再生させる取り組みに参画する中で、メガ・ビジネス都市を創造都市に生まれ変わらせるための知識を創出し、世界のメガ都市再生への大阪モデルを提起することを目的とする。
 従来の文献研究型や調査型の社会研究と異なり、本研究は社会人大学院としての特性を生かした、社会参画型の新しい研究方法を提起するものである。日本の社会科学として目的・方法ともに画期的・革新的な試みである。
 以下、具体的な取り組みについて説明する。

(1)都市再生のための「実践的な知」の構築
 「メガビジネス都市」大阪を創造都市にするための実践的な政策研究を行い、その社会実験を通じて都市再生のための「実践的な知」の構築をめざす。
 1)大阪と関西大都市圏を「創造都市」に転換するための理論フレームを明らかにする。中小規模の都市を対象にしてきた従来の創造都市戦略を「メガビジネス都市再生モデル」へと発展させる。2)大阪と関西大都市圏に蓄積された産業・技術・文化資産を生かして新しい産業クラスターを形成するための地域戦略・産業政策を研究する。3)伝統的なコミュニティの再生や文化的少数者や失業者、ホームレスの自立支援を進める新たなエンパワーメント型の事業創造を通じて「多文化共生社会」実現のための政策を提示する。4)創造都市を構築するために必要とされる都市基盤として、情報通信基盤のみならず、社会関係資本にも注目し、創造的環境を作り出すための政策を提示する。

(2)具体的な取り組みへの参画を通した研究
 個人・機関・自治体と提携し、大阪のいくつかの特定の地域において、地域を創造的存在とする社会実験の企画・実行に参画する。現在、以下の2件が構想されている。
 1)扇町創造村
 扇町・梅田・中津を結ぶ3角形を中心とする一帯(クリエイティブ・トライアングル)には、すでに多数のクリエータが住み、各種芸術系専門学校や多数の画廊などが立地している。メビック扇町・宝塚造形大学・マスコミなどと連携し、この地域を創造活動の活発な地域として振興する。
 2)上町ルネサンス構想
 大阪でもっとも古い歴史地域である上町台地を中心に、伝統的町並みを生かした商店街の再生や寺院などによる芸術支援のあたらしい動きを統合する「上町ルネッサンス」構想を提案し、重層的な文化活動が活発に行なわれる地域を形成する実験に参画する。

 なお、本研究の遂行には、外部資金の獲得ばかりでなく、外部諸団体といかに連携するかが重要である。以下に関係諸団体等との連携実績を挙げる。

(3)研究者・地域リーダの育成
 本研究は、現場的「知」の専門家である社会人学生の参加と協力を得て行なわれる。これは、創造都市に関する若手研究者を養成する貴重な機会であるとともに、地域で活躍するリーダの養成機会でもある。
 本研究は、社会人大学院の特性を生かした独自のものであり、類似の研究事例はない。研究科の重点研究として本研究が軌道に乗った段階で、研究の指導者を大幅に若返らせることを予定している。

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研究プログラムの重要性と発展性

 大阪ないし関西は、すでに50年以上、いわゆる地盤沈下を続けている。最近では、大阪は、日本で最初に衰退期に入った都市とまで評価されている。この大阪と大阪都市圏を経済活動・社会活動・生活文化においてふたたび活発な都市ないし都市圏とすることは、設置者を大阪市とする本学がかならず取り組まなければならない課題である。大阪都市圏を現実に創造都市に転換しようとする本研究の重要性はいうまでもない。
 世界には、大阪と類似して、衰退の危機に瀕する大都市が少なくない。将来、そのような危機に瀕する可能性のある都市は、途上国の大都市を含めてさらに多数ある。本研究の成果は、世界のそのような都市に貴重な先例を作りだすことになる。創造都市研究科は、「創造都市」を冠する世界で始めての研究科であり、その試みはすでに日本のみならず、世界的にも注目されている。本学が、創造的研究の世界的中心となることも夢ではない。
 本研究は、たんに調査し政策を提言する研究ではなく、大阪都市圏を活性化させる運動に実際に参加し取り組む中で、都市再生の新しい知見を獲得・創出することを目指している。このような研究方法は、これまでほとんど試みられことのない新しい方法である。社会科学の方法としては、文献研究と調査研究に次ぐ第3の研究方法といってよい。この点では、本研究は学問的革新を起すものであり、社会研究の新しい方法の発信地として、本学が注目されることになろう。この経験に学ぶために世界各地の研究者や実践家たちが本学を訪問する機会も増えるであろう。これは学生の教育に寄与するばかりでなく、こうした交流を基盤として、さらに大きな学問研究を展開する基礎にもなると思われる。

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これまでの記録、外部との連携実績

1.プロジェクト開始オープニング記念シンポジウム

『創造都市とはなにか』
【日時】2003年11月15日
【会場】メビック扇町
 都市問題研究資料センターと共催、海外のシンクタンクと共同研究

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2.連携シンポジウム

『シンクタンク:政策提言機関の今日的あり方を考える』
【会場】大阪産業創造館、研究科主催、大阪都市経済調査会と共催。

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3.ニューイヤーシンポジウム

『メガ・ビジネス都市の創造的発展にむけて』
【日時】2004年1月7日
【会場】大阪市立大学文化交流センター

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4.連携企画

『産業文化観光と都市の再生』
【日時】2004年1月23日〜1月25日
 関西ベンチャー学会と連携。

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5.連携研究

『eデモクラシー研究会』
 NTTデータ経営研究所との共同研究。

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6.連携国際シンポジウム

『新・都市の時代−創造都市への挑戦』
【日時】2004年2月7日〜2月10日(日本語・英語の同時通訳付)
【会場】大阪国際交流センター(大阪市天王寺区上本町8丁目2-6)
【主催】大阪市、(財)大阪21世紀協会、大阪商工会議所、(財)大阪国際交流センター。
【事務局】(財)千里文化財団
【趣旨(市長室広報記録より)】大阪市では、(財)大阪21世紀協会、大阪商工会議所、(財)大阪国際交流センターと共催で、国際シンポジウム「新・都市の時代-創造都市への挑戦」を平成16年2月8日(日)〜10日(火)に(財)大阪国際交流センターで開催します。このシンポジウムでは、2月8日(日)午前10時より、ロンドン大学教授ピーター・ホール氏と京都橘女子大学教授で国立民族学博物館名誉教授である端信行氏を講師に公開講演を行います。この公開講演に200名をご招待します。※ 200名のご招待は2月8日(日)午前10時からの公開講演のみです。以後の日程については専門家会議となります。※ 報道関係の方の取材は全日程可能です。
 本シンポジウムは、グローバル化する世界において、国家の枠組みを超えた都市の持つ意義と役割に着目し、共通の課題を抱える諸都市を比較検討しながら、21世紀における新しい都市像を模索することを目的に、平成2年度から開催してきたものです。
 8回目の今回は、関西大都市圏を活性化させるための戦略のひとつとして、独自の文化と芸術を育み新しい産業を生み出す「創造都市」という都市のあり方に着目し、都市の活性化や再生に造詣の深い第一級の研究者を欧米やアジアから招き、21世紀の都市づくりについて考察を深めます。
【プログラム】
[2月8日(日) 10:00〜12:10 大阪国際交流センター 小ホール (2階)]
[開会式]
[公開講演]
   講演1「創造都市をいかに構築するか?」Peter Hall(ロンドン大学教授)
    講演2「日本における創造都市の伝統と現代」端信行(京都橘女子大学教授、国立民族学博物館名誉教授)
[2月8日(日) 13:30〜16:20 大阪国際交流センター 「さくら東」の間 (2階)]
[専門家会議](関係者による)
 [あいさつ]
 [シンポジウム趣旨説明]
 [セッション1:創造都市とは何か?]
   報告1「創造都市への展望」Charles Landry(シンクタンク「コメディア」代表)
   報告2「創造都市の世紀へ」佐々木雅幸(大阪市立大学大学院教授)
[2月9日(月) 9:00〜15:00]
 [セッション2:文化産業と創造の場]
   報告3「文化的生産物を産み出す産業と都市の経済発展−地球的意味合いにおける成長予想と市場競争」Allen J. Scott(カリフォルニア大学ロサンゼルス校教授)
    報告4「芸術文化NPOによる創造都市への新たな動き」河島伸子(同志社大学助教授)
    <休憩11:40〜13:00>
 [セッション3:創造都市の文化政策]
   報告5「都市のサスティナビリティと文化政策」Franco Bianchini(デ・モントフォート大学准教授)
   報告6「劇場の階梯−関西劇場文化都市圏の構築へ」小暮宣雄(京都橘女子大学助教授)
    *終了後、大阪市内エクスカーション
[2月10日(火) 9:00〜16:30]
 [セッション4:アジアの創造都市]
   報告7「アジアの創造都市」Choe,Sang-Chuel(ソウル国立大学教授)
   報告8「アジア創造都市仮説」小長谷一之(大阪市立大学大学院助教授)
   <休憩11:40〜13:30>
 [総合討論]
 [閉会式]
【会議参加者】
  <海外>
   Franco Bianchini   デ・モントフォート大学准教授 (イギリス)
   Choe,Sang-Chuel   ソウル国立大学教授 (大韓民国)
   Peter Hall   ロンドン大学教授 (イギリス)
   Charles Landry   シンクタンク「コメディア」代表(イギリス)
   Allen J. Scott   カリフォルニア大学ロサンゼルス校教授 (アメリカ)
      (アルファベット順・敬称略)
 <国内>
   河島伸子   同志社大学経済学部助教授
   小暮宣雄   京都橘女子大学文化政策学部助教授
   小長谷一之   大阪市立大学大学院創造都市研究科助教授
   佐々木雅幸   大阪市立大学大学院創造都市研究科教授
   端信行   京都橘女子大学文化政策学部教授・国立民族学博物館名誉教授
      (五十音順・敬称略)

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7.扇町創造村会議

【日時】2004年3月24日
【会場】大阪市立大学文化交流センター
 大阪市立大学、メビック扇町、宝塚造形芸術大学関係者。

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8.大阪青年会議所新商都デザイン室との連携企画

『大阪経済活性化検討会』
【主催】大阪市立大学大学院創造都市研究科重点研究「創造都市を創造する」プロジェクト、(社)大阪青年会議所 新商都デザイン室(新商都創造委員会委員長 小比賀智、副委員長 弓場保行)。
【日時】2004年3月30日(火) 午後7時〜午後9時半
【場所】大阪駅前第2ビル6階 大阪市立大学大学院・創造都市研究科 梅田サテライト101教室
【プログラム】
[パネルディスカッション]
「元気だっせ,大阪は!〜負けてまへん!大阪の意気込み!!〜」
 [コーディネータ]
   大阪青年会議所 新商都創造委員会 弓場保行
 [19:20〜19:30 パネラー紹介]
   JC側 新商都デザイン室 羽野室長並びに3委員長
   創造都市研究科側 重点研究代表(塩沢研究科長)ほか佐々木、前田、野口、近
 [19:30〜19:40 青年会議所から 課題提示]
   「新商都創造について」グランドデザイン策定を目標に!
 [19:40〜20:00 重点研究プロジェクト]
   研究代表と各班班長から話題提供、現在の研究内容などについて
 [20:00〜21:20 徹底討論『大阪経済再生には何が必要か!?』]
   パネラーを中心にフロアー参加者を含めて会場全体で徹底討論!!
   テーマ1.現在の大阪がなぜ駄目なのか? 〜国内で活性化している事例などを検証しながら〜
   テーマ2.大阪ならではのメリット 〜他の都市と比較して優れている点や可能性について〜
   テーマ3.世界の商都成功例や実態 〜何が成功なのか何故そうなったのかについて〜
   テーマ4.具体的に大阪経済活性化には何が必要か? 〜具現化可能な方向性でより具体的に〜
 [21:20〜21:30 講評 〜総括〜]
   塩沢研究代表、羽野新商都デザイン室長

ビラ

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